出版社内容情報
《内容》 日本が世界一の長寿国となるに伴い,心臓や脳血管障害などの動脈硬化性疾患や,その予備軍である冠危険因子保有者がきわめて増加し,QOL向上や動脈硬化の予防や治療のための運動が広く勧められている.しかしアスレチッククラブなどでは健康者のみを対象として,これらの疾患保有者を除外する場合が多い.その大きな理由として,運動中の事故の補償や責任問題があげられる.本書では運動指導の現場で起こる事故を未然に防ぐために,事故の原因と実態,予防方法と対策を詳しく解説.運動指導にかかわるすべての方々の必読の書! 《目次》 運動中の事故の原因と実態 1.突然死:定義,数,原因,その他 2.ニアミス事故運動中の事故防止の方法 1.メディカルチェック 2.安全な運動処方 3.運動中の注意事項 4.救急体制と救急処置運動中の事故に関する基礎知識 1.緊急事態を生じうる基礎疾患と対策 2.緊急を要する症状と対策 3.事故発生におけるスポーツの特殊性 4.事故発生における年齢・性の特殊性 5.運動と血圧変化 6.運動と心筋虚血索 引