内容説明
本研究では、戦後の古代政治史・社会経済史・朝鮮・中国との国際交流史などの成果を総合的にとり入れながら、律令制神祇祭祀の特質をさらに明確にしようと試みた。
目次
律令制祭祀の特質
日本古代社会に於ける「幣帛(ミテクラ)」の成立
律令国家と村落祭祀
春日神社と律令官社制
日前・国懸神宮の祭神と古代宮廷
日本古代律令国家と道教的信仰
平安初期の神仏関係―特に護法善神思想と神前読経・神分得度について
律令期直前の祭祀
奈良時代墳墓の構造とその性格
日本の聖水信仰―玉泉受容具といての鏡・容器としての玉坏・縁釉陶器・青磁について
律令期祭祀遺物集成