出版社内容情報
第1章 音楽
死後に再評価された音楽の父---ヨハン・セバスチャン・バッハ
オペラの巨匠は美食家で肥満---ジョアキーノ・ロッシーニ
結核と闘った「音の詩人」---フレデリック・ショパン
神経過敏が生んだ叙情性---ピヨートル・イリイーチ・チャイコフスキー
壮大なオペラと心身症---リヒャルト・ワーグナー
超人的バイオリニストも晩年は肺気腫に---パブロ・サラサーテ
第2章 美術
健康が生んだ名画、だが最後はペストに---ベセリオ・ティツィアーノ
高名な宮廷画家は心筋梗塞?---ディエーゴ・ベラスケス
謎をよんだゴヤの絵の具病---フランシスコ・ゴヤ
病弱だった誇り高い天才画家---ウジェーヌ・ドラクロア
梅毒に屈せず大胆な画風---エドワール・マネ
緑内障が生んだパステル画の巨匠---エドガー・ドガ
一病息災で過ごした近代絵画の父---ポール・セザンヌ
裸婦描いたリウマチの手---オーギュスト・ルノワール
第3章 文学
神経衰弱に苦しんだ童話の王様---ハンス・クリスチャン・アンデルセン
死の間際まで紙と鉛筆求めた詩人---ハインリッヒ・ハイネ
のどが弱点だった文豪ジャーナリスト---ピクトル・ユゴー
梅毒が名作を生んだ?---アルフォンス・ドーデ
脳卒中に倒れた英の文豪---チャールズ・ディケンズ
少女愛が生んだ「アリス」---ルイス・キャロル
結核で早世した寡黙の劇作家---アントン・チェーホフ
同性愛で投獄された文学の巨匠---オスカー・ワイルド
結核と闘い存在に悩む作家---フランツ・カフカ
第4章 科学
コレラに倒れた古生物学の創始者---ジョルジュ・キュビエ
謎の死を遂げた解剖学の祖---アンドレア・ベサリウス
闘病の果てに生まれた進化論---チャールズ・ダーゥイン
半身まひでも研究を続けた---ルイ・パスツール
ガンと闘いつづけた精神分析の祖---ジークムント・フロイト
難聴を利点に変えた天才発明家---トーマス・エジソン
第5章 政治
今も論争を巻き起こす皇帝の死因---ナポレオン・ボナパルト
「建国の父」を襲った咽頭浮腫---ジョージ・ワシントン
フランスを支え、そして沈めた王妃---カトリーヌ・ド・メディシス
死神に取り付かれた宮廷---ルイ十四世
第6章 映像
サスペンス嫌いの映画監督---アルフレッド・ヒッチコック
繊細すぎた女優の悲劇---ビビアン・リー
虚構に彩られた早熟の天才---オーソン・ウェルズ
二十世紀の伝説---マリリン・モンロー
内容説明
時には病気であるがゆえに生まれた名作や偉業もある。ルイ14世からマリリン・モンローまで、世界史を彩った人々の生涯にみる病気とのかかわり。
目次
第1章 音楽
第2章 美術
第3章 文学
第4章 科学
第5章 政治
第6章 映像
著者等紹介
ルハン,ネストール[ルハン,ネストール][Lujan,Nestor]
1922年生まれ。バルセロナ大学で哲学・文学を専攻。1943年にバルセロナの雑誌社Distinoに入社。1949年に「Distino」誌編集長。1958~1970年、1972~1975年には同社役員を務める。著述家・ジャーナリストとして、歴史、文学、政治、闘牛、グルメなど様々な分野で多数の著書がある
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