出版社内容情報
世界と日本のコミュニズム運動やマルクス主義への認識や判断に、研究者として、どういう点で誤りがあったのか。丸山眞男から教えられたことと丸山研究を通じて理論的に総括する。
Ⅰ 丸山眞男研究をめぐって
1 丸山眞男の「古層論」と加藤周一の「土着世界観」
2 家永三郎の「否定の論理」と丸山眞男の「原型論」
3 丸山眞男をめぐる最近の研究について
4 菅孝行「9・11以後、丸山眞男をどう読むか」を読む
5 今井弘道『丸山眞男研究序説』批判
Ⅱ マルクス主義の理解と批判
1 マルクスにおける国家
2 マルクス主義とは何であったのか
Ⅲ 50年の研究生活を振り返って -いま思うこと
内容説明
世界と日本のコミュニズム運動やマルクス主義への認識や判断に、研究者として、どういう点で誤りがあったのか。丸山真男から教えられたことと丸山研究を通じて理論的に総括する。
目次
1 丸山真男研究をめぐって(丸山真男の「古層論」と加藤周一の「土着世界観」;家永三郎の「否定の論理」と丸山真男の「原型論」;丸山真男をめぐる最近の研究について;菅孝行『九・一一以後、丸山真男をどう読むか』を読む;今井弘道『丸山真男研究序説』批判)
2 マルクス主義の理解と批判(マルクスにおける国家;マルクス主義とは何であったか)
3 五〇年の研究生活を振り返って―いま思うこと
著者等紹介
田口富久治[タグチフクジ]
1931年秋田市生まれ。1953年東京大学法学部卒業。現在名古屋大学名誉教授
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