近代絵画とレアリスム

近代絵画とレアリスム

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  • サイズ A5判/ページ数 314p/高さ 21X16cm
  • 商品コード 9784805502044
  • NDC分類 720.4
  • Cコード C3071

内容説明

著者は、美術史学者として教壇に立つと共に、独自の光と影のリアリズム絵画を追求し、東洋と西洋とを融和した日本の油彩画の確立を目ざした。実制作と広く深い学識から語られる文章は、示唆に富み、数多くの問題を提示している。

目次

画論(写実主義の存在理由;近代絵画とレアリスム;超現実主義絵画の史的意義;超現実主義に及ぼす日本の特殊性;為にする芸術;簡素美;油絵の光輝表現法に就きて;色彩と明暗;固有色;バロッコ絵画の明暗;油絵の技術;新日本画のある技法について;新日本美術の確立;これまでの我が美術界;西洋画から日本画を見る;我が油絵はいずこに往くか)
美術史(初期希臘芸術に於ける希臘的なるもの;イベリア彫刻を見る;叡智の画家ウッツェロ;ヴェネチア画派;絵画に於ける西班牙的なるもの;グレコの色彩;古典家プッサン;セザンヌと自然;セザンヌの美学)
随筆(画で立つまで;独立に入った前後の独立;只今の己;スペインのプラド美術館;10年前のマドリッド景観;情熱の舞姫を迎えてスペインを語る;裸体と着衣のマハ;絵画の鑑賞;東西二大派の融合が重大な英雄的な課題;戦争と芸術;戦争画;芸術の日本的とは古典的にか;絵画はどう動く;聖戦展を観て;学徒出陣 芸術的感激;新発足は戦災者から;現代の中国絵画の印象;大原コレクションについて;幻の金閣寺;保存か破壊か;能 京都金剛・東京観世;曾宮君の画面;小林和作)