目次
第1部 総論的考察(承諾論の議論状況;刑法における被害者の同意・序説;刑法における自己決定―生命・身体の処分との関連で;推定的同意の類型的考察;被害者の瑕疵ある意志に基づく行為の取扱い)
第2部 個別犯罪類型の検討(自殺関与罪をめぐる若干の問題;住居侵入罪の保護法益とその主体の意思;住居侵入と同意;監禁罪の保護法益;スポーツ上の傷害と刑法;スポーツ事故における法的処理の現状と不処罰の構成)
資料 オットー・合意、同意および自己答責的な自己危殆化
追補 シュミットホイザー・当事者の同意に基づく行為―刑法上、見かけ上の法益侵害
著者等紹介
須之内克彦[スノウチカツヒコ]
関西学院大学法学部を経て、昭和50年3月京都大学大学院法学研究科博士課程単位取得退学。愛媛大学法文学部を経て、平成15年4月1日より明治大学法学部教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。