内容説明
自然法則の定数は、なぜ正にこの数なのか。それは永遠に変わらないのか。この宇宙とはちがう定数をもつパラレル・ワールドは存在するのか…宇宙論の第一人者が、定数発見からスーパーストリング、ブレインなど最先端理論までを総展望し、科学の最後にして最大の謎に挑む、ポピュラー・サイエンスの決定版。
目次
始まりの前
究極の実在へ向かう旅
人間を超えた基準
もっと先へ、もっと深く、もっと少なく―万物理論の探索
エディントンの未完成交響曲
巨大な数の謎
生物学と星々
人間原理
定数を変える、歴史を書き換える
新しい次元
定数の主題に基づく変奏
空に手を伸ばす
他の世界と大きな疑問
著者等紹介
バロウ，ジョン・Ｄ．［バロウ，ジョンＤ．］［Ｂａｒｒｏｗ，Ｊｏｈｎ Ｄ．］
ケンブリッジ大学教授。天文学者、数理物理学者
松浦俊輔［マツウラシュンスケ］
名古屋工大を経て翻訳家
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。
1 ～ 1件／全1件
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
yuka_tetsuya
1
ジョン・D・バロウの著作は難しいことを譬喩や歴史などを駆使してわかりやすく説明している。すばらしいサイエンスライターだと思う。人類が誕生し、宇宙の成り立ちを思索することができるのは、宇宙の定数が非常にまれな値に落ち着いているから。重力が今より若干強かったり、弱かったりしただけで、クランチになったり分子が集合しない。また4次元移乗になるとさらに生命が存在する条件が難しくなる。宇宙創生の人間原理が深く学べる。2005/04/20
PE
0
なんというか…思えば遠くに来たもんだ、みたいな。2009/10/02
-
- 和書
- 古代氏族と宗教祭祀
