内容説明
本書は、日本の広告の、60年代以降の流れを、社会学の成果を吸収しつつ、再構成し、記述したものである。「広告」概念の拡張を要請した、現在の社会のありようの変化について、具体的な事例に基づき論じている。
目次
第1部 広告研究の現状へ(ロラン・バルトと「映像の修辞学」;バルトへの批判をめぐって;「カルチュラル・スタディーズ」と広告分析 ほか)
第2部 広告という状況へ(状況的パースペクティブをめぐって;受け手分析をめぐって;内容分析をめぐって;送り手分析をめぐって)
第3部 広告化する現実へ(広告化する空間―西武セゾングループの場合;広告化するイベント―スポンサーシップの政治学)