女が読む日本近代文学―フェミニズム批評の試み

女が読む日本近代文学―フェミニズム批評の試み

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  • サイズ B6判/ページ数 246,/高さ 20X14cm
  • 商品コード 9784788504127
  • NDC分類 910.26
  • Cコード C1095

出版社内容情報

●新曜社の関連書籍
『 アイデンティティの権力 』 坂本佳鶴恵緒 (定価3675円 2005)
『 「産まない」時代の女たち 』 バートレット著 (定価2520円 2004)
『 ワードマップフェミニズム 』 江原由美子・金井淑子編 (定価2730円 1996)

内容説明

文学テクストの言葉は、書き手の意織・無意識を問わずその社会的性格によって女性を抑圧する言説に傾きやすい。これまでの批評・解釈では看過されてきた女性の主体がきらめく瞬間をとらえること、性差別を超えた彼方を構想すること。本書はこうした「フェミニズム批評」の関心にもとづき、日本近代文学の著名なテクストの丹念かつ冒険的な読みを試みる。

目次

1 『暗夜行路』の深層
2 闘う「父の娘」―一葉テクストの生成
3 『伸子』のプロポーズ
4 「渾沌未分」(岡本かの子)を読む
5 『女坂』―反逆の構造
6 駒子の視点から読む『雪国』
7 『山の音』―ズレの交響
8 母性幻想を織る男―『眠れぬ美女』ノート

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