出版社内容情報
音声言語の発生は,言語機能を担うより大きな行動機構の発達のごく一部分にすぎない。著者自身の長男の行動観察を基に,ことばの発生を支えるコミュニケーションと認識機能の発達の道程を,人と人との「響きあう」関係性の中にいきいきと描き出す。
はじめに
第1部 この本の立場
1章 日常生活を見すえて
2章 現場から理論へ
第2部 三項関係の形勢
3章 初期の人との通じ合い
4章 「人の世界」と「物の世界」のむすびつき
5章 「行く」と「来る」のむすびつき
6章 三つの項のむすびつき
第3部 静観的認識のはじまり
7章 外の世界へ取りに行くこと
8章 行かないで〔ここに〕とどまって見ること
9章 「はなれる」ということ
引用文献
おわりに
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【やまだようこ著作集 全12巻】
『 第1巻 ことばの前のことば 』
『 第2巻 意味のはじまり 』
『 第3巻 対話的モデル構成法 』
『 第4巻 私と母のイメージ 』
『 第5巻 心理的場所 』
『 第6巻 人生のイメージ 』
『 第7巻 ライフストーリー研究法 』
『 第8巻 喪失の語り 』 (定価4515円 2007.03第1回配本)
『 第9巻 映画の語り 』
『 第10巻 世代をむすぶ 』
『 第11巻 詩の心理学 』
『 第12巻 人生とことば 』
※定価・刊行年のないものは未刊です。
【書物復権 2007】
『 二歳半という年齢 』 久保田正人著 (定価2310円 初版1993を復刊)