ギロチン―死と革命のフォークロア

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ギロチン―死と革命のフォークロア

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  • サイズ A5判/ページ数 353,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784787231383
  • NDC分類 322.3
  • Cコード C0036

出版社内容情報

フランス革命が生んだ血にまみれた処刑装置、ギロチン──。誕生から1977年の廃止までの歴史と、ギロチンに恐怖しながらも魅了された作家・芸術家たちの足跡をたどり、大衆表現に強烈なインパクトを与えた文化的側面を多角的に照射する。

序章
1 ギロチンの発明
2 フランス革命期のギロチンと死刑
3 ギロチン狂い
4 しゃべる頭と歩く胴体
5 伝統の盛衰
6 博物館、お祭り広場、収集家のギロチン
7 ヴィクトル・ユゴー、エクトル・ベルリオーズと死刑囚
8 ギロチンに魅せられた殺人芸術家
9 ギロチン諷刺劇
10 ゲオルグ・ビュヒナーとアントワーヌ・ヴィールツのギロチン・ロマン主義
11 死の物語――アーヴィング、デュマ、ジャナン、シュー
12 文学者たちの証言
13 ドストエフスキーの『白痴』
14 フランス革命の小説
15 火あぶりになったギロチン――ヴェリエ・ド・リラダンのギロチン・ノスタルジア
16 キャバレー、グランギニョール、ブロードウェー
17 アナーキスト対ギロチン
18 『ファントマ』と悪の勝利
19 サイレント映画におけるギロチン
20 格言家、詩人、劇作家
21 ナチのギロチン
22 ギロチン、新世界へ行く
23 死刑廃止運動――実存主義者と映画作家
24 神出鬼没のギロチン
25 フランス革命とギロチンをめぐる最近の戯曲と映画
26 言葉とイメージを結ぶギロチン

終章――辞世の言葉、末期の振る舞

内容説明

フランス革命が生んだ血塗られた処刑装置、ギロチン―。酸鼻きわまる数々の処刑譚と、作家や芸術家、そして民衆に植えつけた恐怖の文化史を照射する。

目次

ギロチンの発明
フランス革命期のギロチンと死刑
ギロチン狂い
しゃべる頭と歩く胴体
伝統の盛衰
博物館、お祭り広場、収集家のギロチン
ヴィクトル・ユゴー、エクトル・ベルリオーズと死刑囚
ギロチンに魅せられた殺人芸術家
ギロチン諷刺劇
ゲオルグ・ビュヒナーとアントワーヌ・ヴィールツのギロチン・ロマン主義〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

大ぶぶ漬け人

0
ギロチンに関わる諸々の情報を集積した本。主としてギロチンの盛衰と、芸術方面でのギロチン幻想について言及されているかと。訳自体は難しくないですが、題材が題材なので、人を選びます。個人的には楽しめました。一気に読む本ではなく、章ごとに小分けにして読む本でした。2014/01/03

しぼ

0
ギロチンに関する知識の詰まった本。人間達によってギロチンがどのように扱われてきたかが詳細に記されている。文化的、文学的、演劇的な側面からのギロチン考察は興味深かった。時の移ろいと共にギロチンを見る人間の目は変わっていったが、ギロチンは微塵も変化しなかった。何故ならば、彼女の存在意義は「患者の首を切り落とす」という、ただそれだけだったからである。人間は堕落しても、ギロチンは堕落しない。彼女はただの道具である。美しいまでに、そして神聖なまでに。 2011/09/25

青木潤太朗

0
ネタ満載2011/02/07

かわのふゆき

0
「ギロチン」って恐怖政治の概念にすぎないものだったのだが、この本を読んで生臭い血の色がありありと浮かんできた気がする。今後は小橋のギロチンドロップを見てもフランス革命のことを思い浮かべると思う(小橋が復帰できるかどうかはわかりませんが)。2010/03/03

hiro6636

0
サンソンファンや海外文学ファンにはマストな一冊2019/01/31

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