内容説明
本書は「アソシエーション革命」についての基礎研究である。二〇世紀を総括し、二一世紀を展望し、日本と世界の現実に即しつつ、「アソシエーション」を中心に据えたあたらしい変革の必要性を訴え、アソシエーションが優勢な社会への社会の変革、アソシエイティヴな生き方への自己の変革の現実的諸条件を示した。
目次
「アソシエーション革命」について
第1部 アソシエーション革命の構想(国家とアソシエーション;P・ハーストの「アソシエーティヴ・デモクラシー論」;過渡的時代とアソシエーション)
第2部 アソシエーションと経済システム(協同組合と社会経済システム―資源・環境問題の視点から;現代資本主義におけるアソシエーション的調整)
第3部 アソシエーション革命の実践へ(イタリアにおけるアソシエーションの歴史的背景と可能性;生涯学習時代のNPO―市民社会の再生のために;フェミニズム・家族・協同組合;現代の社会運動と新しい政治)