• ポイントキャンペーン

明治のジャーナリズム精神―幕末・明治の新聞事情

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 259,/高さ 20cm
  • 商品コード 9784772703673
  • NDC分類 070.21
  • Cコード C0021

内容説明

新聞は時代を映す鏡である。幕末・明治初期に内外人によって発行された新聞の発行経緯とその内容を検証することは、日本の開明や近代化の本質を知る上で、どんな歴史書や解説書を読むよりも有益かもしれない。特に第三章では柳河春三、岸田吟香、福地桜痴、栗本鋤雲、成島柳北、福沢諭吉ら硬骨の旧幕臣が明治政府への出仕を拒絶して新聞の開拓者となった経緯と各人の新聞の特色について考察した。これらの文人学者たちのジャーナリストとしての側面に光を当てることによって彼らの人物像もより鮮明になる。

目次

1 日本で発行された欧字新聞(長崎の英字新聞;横浜の英・仏字新聞;東京の英字新聞;神戸の英字新聞)
2 外国人が発行した邦字新聞(ジョセフ・ヒコの『海外新聞』;B.M.ベイリーの『万国新聞紙』;J.R.ブラックの『日新真事誌』;レオン・ド・ロニーの『よのうはさ』;ジェイムズ・サマーズの『大西新聞』)
3 日本人が発行した新聞(柳河春三の『中外新聞』;岸田吟香の『横浜新報もしほ草』;福地桜痴の『東京日日新聞』;栗本鋤雲の『郵便報知新聞』;成島柳北の『朝野新聞』;福沢諭吉の『時事新報』)

著者等紹介

秋山勇造[アキヤマユウゾウ]
神奈川大学外国語学部教授。明治翻訳文学、近代日本文学の比較文学的研究
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。