内容説明
国際通貨体制と国際経済秩序の再編へ向けての教訓。左翼のマルクス主義から右翼の保守系にいたる同時代のフランスの新聞まで広範囲にわたる資料を駆使して、本書は、フランスの国内的・国際的通貨政策がもっている経済的・財政的・政治的視野を見事に解明している。
目次
第1章 ポアンカレの奇跡
第2章 フランスの恐慌
第3章 フランスの金蓄積、1928~1932年
第4章 世界経済会議と金ブロック
第5章 フランス銀行:市場管理と利子率政策
第6章 大蔵省と政府財政
第7章 平価切り下げ論争
第8章 フランスの平価切下げ