内容説明
ユダヤ人の思想と生活のすべて。700年に及ぶラビたちの研究と議論から生まれ、今日のユダヤ人にとっても聖書に次ぐ位置を占めるタルムードは、宗教的洞察と知恵の宝庫、インスピレーションの源泉である。豊饒な海に譬えられるタルムードの世界をテーマごとに分かりやすく解説。半世紀以上も読み継がれてきた名著の翻訳。
目次
緒論(前史;ミシュナ ほか)
第1章 神論(存在;唯一性 ほか)
第2章 神と宇宙(宇宙論;超越性と内在性 ほか)
第3章 人間論(人間;魂 ほか)
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Yuka M
6
タルムードとはトーラーの解説書。一巻では、宇宙と神と人間について書かれている。2015/02/01
ヴェルナーの日記
2
第2神殿破壊以降、離散してしまったユダヤ民族が欧州各地に点在して集落(ゲットー)を造って暮らし始まる。異邦人としてユダヤ民族のアイデンティティーを維持するためにはより強固なユダヤ教が必要だった。本書は旧約聖書(トーラ)を中心に、それらの解釈した書(タルムード)を取り上げている。 一般信者たちへの教説理解を深めるために導師たち(ラビ)が説教した内容を記したダルムードを元にゲットー内に集会所(シナゴーク)を造り、そこで定期的に集ってタルムードを学びあった敬虔なユダヤ教徒たちが浮かび上がってくる1冊。2013/02/21
fuchitsuk
0
ユダヤの創世記をからめた神論や宇宙論が中心だった
-
- 和書
- 近世の遊行聖と木食観正