内容説明
イメージや第一印象にとらわれた「○○は××だ」といった決めつけた考え方。なぜそんなふうに思ってしまうのか。その心のしくみを豊富な具体例で説明し、対処法も提案。
目次
序章 この本に書いてあること&この本をぜひみなさんに読んでほしい理由
1章 あの子はA型、きっと神経質に違いない!―ステレオタイプにとらわれた考え方
2章 やっぱりあの子は神経質だ!―第一印象やステレオタイプにとらわれた選択的な考え方
3章 知識は両刃の剣―ステレオタイプにとらわれた考え方や選択的な考え方が生み出す問題
終章 では、どうしたらいいのか?読者のみなさんへ 心理学者からのメッセージ
著者等紹介
吉田寿夫[ヨシダトシオ]
1956年静岡県に生まれる。静岡県蒲原町立蒲原中学校卒業。静岡県立清水東高校卒業。広島大学教育学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程後期単位取得退学。現在、兵庫教育大学学校教育学部教授(社会心理学、教育心理学、心理学研究法)
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感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
Nobuko Hashimoto
20
同タイトルⅠに続き、こちらも面白く読了。ジュニア向けで非常に丁寧でわかりやすい。大人にもおすすめ。ただ、1分考えてみましょうとか、5分ほど書き上げてみましょうといった演習問題もあるのだが、一人で読んでいるとすぐ「答え」を見てしまう。考えることが大事と説く本を飛ばし読みしては効果半減かも。やはり何かを習得、体得、実感しようと思えば、先生や仲間と実際に取り組むことが大事だなあと再確認した、遠隔授業期間真っただ中の一日。2020/05/02
ドバイ子
1
中高生向けに書かれているのでしょうか、学校生活で起こりがちな例などあがっていて、分かりやすく読めました。クリティカルシンキングはなんでも万能!と思いがちな所、ちゃんと諸刃の剣でやり過ぎるのもしんどいですよ、と書かれていて、ほどほどのクリシンが勧められています。しかし、そのほどほど加減も、人それぞれであり、経験による勘を鍛えましょう、ということでしょうか。思考とは奥深く、限りがありません。2015/02/02
ひやしなむる
1
(再読)人についての思い込み。してないようで結構している。わかりやすく書かれたよい本だと思います。2011/01/19