内容説明
本書は、長寿化が進む現代の高齢者たちの多くが直面する「モデルなき高齢期をいかに生きるのか」という問いに、きょうだいとの「関係性の歴史」の観点からアプローチする学位論文にもとづく研究成果をまとめたものである。
目次
高齢期におけるきょうだい関係
第1部 家族発達ときょうだい関係への研究視点(「静態的」研究から「動態的」研究へ;ライフコースアプローチとネットワークアプローチ)
第2部 高齢期におけるきょうだい関係の実証研究(研究の概要と対象者のスケッチ;高齢者のきょうだい関係の実態;高齢者の主観的幸福感ときょうだい関係;高齢期におけるきょうだい関係の活性化;「関係性の歴史」)
老いと成熟をめぐる新たな視点
著者等紹介
吉原千賀[ヨシハラチカ]
1974年生まれ。2003年奈良女子大学大学院人間文化研究科複合領域科学専攻単位取得満期退学。同年奈良女子大学生活環境学部人間環境学科生活文化学講座助手。現在、奈良女子大学生活環境学部生活文化学科助手。学術博士(奈良女子大学)(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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