内容説明
「情報問題」というカテゴリーは、現代社会のあり方を考えるにしても、個人や組織・集団のあり方を考えるにしても、その他、多様な社会的事象を考えようとするときも、その分析のための欠かせぬキーワードになってきたのである。そうした観点から、現代の情報社会が抱える諸問題や情報化の実状をみるとき、その「現在」のあり様はいったいどのようにみえてくるのか。本書は、このような問題意識から編まれている。
目次
第1章 高度情報化社会の諸問題
第2章 デジタル技術と企業
第3章 情報化とコミュニケーション―若者文化を中心として
第4章 若者におけるケータイ・コミュニケーションと人間関係の変容
第5章 地域メディアとコミュニティ―CATVの現状と方向性
第6章 政治と情報―政治的統制と情報システム
第7章 中国の情報化戦略と情報政策
第8章 社会と情報―“産業の情報化”から“人間の情報化”へ
著者等紹介
飯田良明[イイダヨシアキ]
1976年中央大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程中退。現在、実践女子大学人間社会学部教授
前納弘武[マエノヒロム]
1975年中央大学大学院文学研究科社会学専攻博士課程中退。現在、大妻女子大学社会情報学部教授
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