目次
第1章 臨床動作学の成り立ち
第2章 動作
第3章 動作努力
第4章 動作体験
第5章 心理臨床と動作
第6章 臨床動作法
第7章 臨床動作法の進め方
第8章 治療課題
第9章 治療体験
感想・レビュー
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toko
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臨床動作法の重要概念が説明されている。動作法が心理療法たるゆえんを動作努力、課題努力法、体験の内容と様式という考え方から説明し、理論化しようとしている。動作の中に表れる努力の仕方からその人の体験様式をつかみ、それを動作を変えていく中で変容させていくという考えはわかりやすいけれども、では実際にどのような努力の仕方に変われば治療的なのか、そもそもは病理的なのかというところがまだ明らかになっていないのではないかと思う。どのように体験を推測しているかということも問題になろう。2015/11/12