出版社内容情報
石山寺本大智度論100巻は多くの説話や喩話を含み、文章が多様で使用された言語の幅が広い。その中心的訓点資料である第一種点(天安点)について精査・解読する。
内容説明
本書は、石山寺蔵『大智度論』に施された平安初期の訓点を解読し、国語学的に考察したものである。
目次
第1部 総説(大智度論;石山寺本大智度論)
第2部 第一種点を中心に(表記法;音韻;漢字による訓義の注;特殊な漢字の訓法;文法;語彙)
著者等紹介
大坪併治[オオツボヘイジ]
明治43年島根県八束郡宍道町に生れる。昭和10年京都大学文学部文学科国語国文学専攻卒業。松江高等学校教授・島根大学教授・岡山大学教授・大谷女子大学教授を経て、島根大学・岡山大学各名誉教授。文学博士
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