内容説明
ウルトラバロック。聖なる過剰。メキシコ・キューバ・グァテマラ教会建築。
著者等紹介
小野一郎[オノイチロウ]
1960年京都生まれ。写真家/一級建築士。写真集に『ウルトラバロック』(新潮社、1995年)、『DIVINE EXCESS』(アメリカ・CHRONICLE BOOKS、1996年)。また、本書『MEXICO:BAROQUE』とともに、メキシコ三部作として、本年10月、アスペクトより、『MEXICO:HOTELS』『MEXICO:ICONS』(角田純一氏との共著)が同時に刊行されている。『すべてはメキシコから始まった(仮題)』晶文社より12月刊行予定
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感想・レビュー
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スプーン
41
メキシコの教会、ウルトラバロックの写真集。救われたいとの強い願いが感じられる過剰な装飾群。やはりメキシコでも「生は苦」なのだろうか?歴史も学んでみたくなった。2021/08/04
tom
17
「バロック」が副題の写真集。イタリア発祥のバロックとどうつながるのかを著者が解説しているけれど、いまいち不明。でも、バロックというもの、ひょっとしたらこういうものかと思わせる怪奇さあふれる写真集。題材はメキシコの教会。建物の外部も内部も、彫り物やら彫像、絵で埋め尽くされている。隙間を埋めるという感じなのだけど、これがまた整然と並んでいて、無秩序のような秩序いっぱいのような。これを生で見ることができたら、どういう感覚を持つのかと、不思議な気分に誘われた写真集。2023/12/08