自殺へ向かう世界

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  • サイズ B6判/ページ数 157p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784757140530
  • NDC分類 304
  • Cコード C0010

内容説明

グローバリゼーションのさらなる「進歩」信仰のさなか、人類の「狂気嗜好」はどこへ?9.11の同時多発テロ直後に発表されたヴィリリオの思考。21世紀の戦争、テロリズム、世界についての分析と予測。

著者等紹介

ヴィリリオ,ポール[ヴィリリオ,ポール][Virilio,Paul]
1932年パリ生まれ。テクノロジーと「事故」と「速度」の思想家。技術の進歩、とりわけ電子情報技術が可能にしたリアルタイムのコミュニケーションが、人間の知覚、社会に及ぼす影響を鋭く分析する

青山勝[アオヤママサル]
1967年生まれ。京都大学大学院文学研究科博士課程修了。現在、大阪成蹊大学芸術学部助教授

多賀健太郎[タガケンタロウ]
1974年生まれ。現在、大阪大学大学院人間科学研究科博士課程に在籍
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

魚京童!

9
とても面白いのだが、体裁がとても悪い。読みにくい行間、意味もない訳注、そしてわかりずらい強調点。内容で勝負できるんだから、作り方を考えてほしい。NTT出版だからな。2024/05/26

Mealla0v0

0
原題は"Ce qui arrive"――〝いま起こりつつあること〟、すなわち〈事故〉である。冷戦下で思想を練り上げて来たヴィリリオにとっての転機は冷戦崩壊はむろんのこと、もうひとつは9.11だったのだろう。本書ではフーコーの生政治がそれとなく援用されているが、それによればナチスの生政治は今日、情報による生命の操作=統治となり、事故によって死の中へと廃棄していく絶対速度の権力の運動があるというのだ。事故は全域的なものとなった以上、世界は自殺へと向かう。2017/07/25

毛荒れスミス

0
超難しかったです2008/08/19

砂糖 翠

0
『速度と政治』を読んで、インターネットとかの電子的な速さについてどう思ってるんだろと思う中で読んだ。速度に対してもちろん批判的な態度を取っており、電子的な速さに対してもそうだった。何より驚いたのが電子的な速さの中で失われつつある実在性を結構擁護しようとしていた点。そこは何だかありがちだなあと2019/06/10

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