出版社内容情報
新来外国人の定住化に伴い，ますます重要性をます自治体の施策。地域で共に生きる“住民”として，位置付け取り組む，16の先進的自治体の施策の実際を体系的に紹介し，問題解決へ向けた方向を提示する。
第一章 体系的政策の模索
川崎市…在日韓国・朝鮮人の経験に立つ総合的外国人市民政策［伊藤長和］／横浜市…ホモ・モーベンスのまち［新原道信］／神奈川県…民際外交の展開［後藤仁］／東京都…多様性に満ちた市民社会［米原亮三］
第二章 外国人労働者への政策
浜松市…外国人混住社会から共生社会への道程［松尾良一］／太田市・大泉市…わかちあいのまちづくりへ向けての胎動［野山広］／群馬県…内なる国際化・共生共存をめざして［勅使河原司郎］
第三章 大都市インナーエリアでの共生
新宿区…共生のマイナス面をプラスに変えるまちづくり［川村千鶴子］／豊島区…国際化政策の歴史［酒井和子］／大阪市…「在日」コミュニティを内包する大都市［鈴木久美子］／大阪府…旧来外国人型自治体の外国人政策と最近の意識調査［谷富夫］
第四章 固有の課題への取り組み
最上地区…国際結婚の進展による農村社会の国際化［柴田義助］／神戸市…転換点としての阪神・淡路大震災［大橋健一］／つくば市…通りすがりの外国人と「短期的市民権」の可能性［佐々木てる］／沖縄県…反基地と国際化のはざまで［仲地博］
内容説明
本書は、多文化共生社会を構築するために、自治体レベルでの内なる国際化政策の様々な試みを体系的に概観する。
目次
はじめに 内なる国際化による多文化共生社会の構築
第１章 体系的政策の模索
第２章 外国人労働者への政策
第３章 大都市インナーエリアでの共生
第４章 固有の課題への取り組み
おわりに 残された諸課題
