内容説明
「法」とは何か。法学部以外の学生にとっては、「法学」という科目が、法について学ぶ最初の機会であり、おそらく最後の機会でもあろう。社会経験の少ない初学者に、法の役割や機能を、どうすればわかりやすく、かつ興味を持たせながら伝えられるか。単なる知識の教育ではなく、柔軟なものの考え方のできる頭と心の訓練をめざした、具体的な判例を通して学ぶ法学入門。第4版では、本文・判例を全面的に見直し、第3版以降に制定された新しい立法は、この機会に本文のなかに組み入れた。また、2004年の民法改正で同法がひらがな書きになったことを踏まえて、該当部分はすべて刷新した。さらに、これまで収録していた判例やミニ知識も、アップ・トゥ・デイトなものに変更するなど、大掛かりなリニューアルを行った。
目次
序章 紛争解決と法
第1章 基本的人権と法
第2章 家族関係と法
第3章 財産関係と法
第4章 労働関係と法
第5章 犯罪と法
第6章 国家と法
第7章 国際関係と法
終章 現代社会の課題と法
著者等紹介
西村健一郎[ニシムラケンイチロウ]
京都大学大学院法学研究科教授(労働法、社会保障法)。1945年、福井県生まれ
西井正弘[ニシイマサヒロ]
京都大学大学院人間・環境学研究科教授(国際法)。1946年、岡山県生まれ
初宿正典[シヤケマサノリ]
京都大学大学院法学研究科教授(憲法)。1947年、滋賀県生まれ
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