内容説明
現代日本の法状況に焦点を合わせながら、法システムや裁判制度の仕組み・機能、法の実現目的・価値、法的思考の特徴・技法などについて分かりやすく解説。
目次
法へのアプローチ
どのような法があるか
法の機能
日本の法制度と法文化
法と強制
法と道徳
法と正義
裁判制度
裁判の機能
裁判過程と法の適用
法の解釈
法的思考
法学という学問とその教育
法律家
法の考え方と用い動かし方
著者等紹介
田中成明［タナカシゲアキ］
１９４２年兵庫県三田市に生まれる。１９６４年京都大学法学部卒業。関西学院大学大学院司法研究科教授。京都大学名誉教授（本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです）
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感想・レビュー
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桜子
5
入門レベルとは思えない入門書、１度読んだだけでは理解できないです。主にリベラリズム、リバタリアニズム、コミュニタリアリズム等の実質的正義展開の解釈にと思い読みましたが、法哲学も向いていないと教えて下さった貴重な本です、笑。
ポルターガイスト
3
法学入門2冊目としてはとてもよかったと思う。章立てや内容に（司法制度改革に前向きに取り組んだ）筆者の想いがわりと乗っていて，仮に1冊目として読めば少し錯綜している印象になるのかもしれないが，その分法学の魅力やパッションを感じることはできた。2022/05/04
えむ
2
法哲学者による、法哲学、法社会学の議論をベースにした法学入門。内容は六法の概説をするような「法律」入門ではなく、ディシプリンとしての独立性を意識した「法学」入門である。初学者には若干敷居が高いかもしれないが、文章自体は平易なので丁寧に読み込むことのできそうな1冊。2018/12/31
りんご飴
0
入門書ではないと思った。法学入門はやはり伊藤先生のものがよい2014/01/15
モス
0
まさに「入門書」として読んだのでこれが実際の法学においてどのあたりまで突っ込んだものなのかは分からないが、「法学を勉強したい人」に対しての入門書としては妥当なレベルなのではなかろうか。本として扱わず、教科書として扱うべき。横書きだし。2011/01/16
