有斐閣アルマ
経済・社会の地理学―グローバルに、ローカルに、考えそして行動しよう

  • ただいまウェブストアではご注文を受け付けておりません。
  • サイズ B6判/ページ数 430p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784641121638
  • NDC分類 332.9
  • Cコード C1333

出版社内容情報

経済学が捨象してきた、人間の活動の場である「空間」を通して経済・社会を見直す、エキサイティングなテキスト。

内容説明

グローバリゼーションの中で、世界は均質化しているのか?経済地理学・社会地理学から、この問いに答える。経済学が捨象してきた、人間の活動の場である「空間」を通して社会を見直す、エキサイティングなテキスト。

目次

序章 われわれの世界はグローバル化しているのか
第1章 経済学が忘れてしまった空間
第2章 空間の広がりと、空間の距離・位置の、経済・社会への包摂
第3章 グローバルな空間はどうして作られたか―世界システムと国家領域
第4章 ネットワークによる空間の統合
第5章 相関空間―絶対空間・相対空間相互の絡み合い
第6章 建造環境
第7章 日本という国土空間の生産の地理的イデオロギーを探る―せめぎあう結節化と均質化
第8章 産業集積の形成によって空間の物理的な絶滅が図られる―ローカリティと都市を生産する市場的過程
第9章 経済のグローバルな領域統合と「世界都市」をめざす競争―そしてその対極としての最貧途上国
第10章 世界都市の貧困、差別、都市社会運動―都市建造環境と土地利用調整の歴史的変動
第11章 地球規模でも草の根でも考え、そして、行動しよう!

著者等紹介

水岡不二雄[ミズオカフジオ]
1951年生まれ。1986年合衆国クラーク大学大学院地理学部修了、Ph.D in Geography(地理学博士)学位取得。現職、一橋大学大学院経済学研究科教授
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

桜子

6
新保守主義下でのグローバル化は平等をもたらすのかと考察をすると、興味深いパラドクスが内包されています。経済・社会地理学とは「空間」という概念でこのパラドクスを解明していく学問です。本著に携わったそれぞれの地理学者の視点が面白かった、再読します!

liku kokumai

2
これは面白い。空間概念を基軸に経済、社会の構造とダイナミズムを批判的に分析。イデオロギー的な問題にも深く踏み込んで、世界資本主義に対する抵抗の道筋を示す。2012/12/04

lakers_mania

0
筆者ごとに関心がバラバラであるが、それぞれのテーマに関心を持っていたので読んでいて面白かった。

Rusty

0
大学レベルの経済地理学・批判地理学の教科書としてGood!面白い。2018/08/20

外部のウェブサイトに移動します

よろしければ下記URLをクリックしてください。

https://bookmeter.com/books/104280
  • ご注意事項

最近チェックした商品