有斐閣新書<br> ウェーバー プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

有斐閣新書
ウェーバー プロテスタンティズムの倫理と資本主義の精神

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  • サイズ 新書判/ページ数 200p/高さ 18cm
  • 商品コード 9784641087361
  • NDC分類 331.5

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

うえ

7
東エルベ問題にとりかかる前に『ローマ農業史』を執筆したウェーバー。プロシアの農業事情を古代ローマに投影してしまった作品だが、この後社会学的な方法へと自分していく。「前期ウェーバーの歴史研究に特徴的なことは、①記述歴史学でなく意味の探求であって、すでに社会学的性格を帯びていたこと、および②古代対近代、およびオリエント対西欧、という二つの軸をもった世界史像がすでにあったのですが、それが一つの軸に有機的に連関されてはいなかったということです。それを結びつけたのは"西欧固有の合理主義"という問題意識でした」2022/05/24

ikeikeikea

4
私が今まで読んだ『プロ倫』の入門書の中で一番わかり易い1冊。1977年刊で古いのだが、それがむしろわかりやすさに繋がっている気がする。何故ならば近年の解説本ではウェーバーの手癖の悪さがバレたせいで、ウェーバーが史料操作した箇所は重要な箇所ではないと説明されるか、そういった部分はスルーするからである。 その結果、ウェーバーが言いたい事とはズレた解説になっているものもままある気がする。また、プロ倫に登場する様々な宗派についてもそれなりに厚く解説してくれるのが嬉しい。2021/01/31

NaCl

0
簡潔2015/02/04

ねこの

0
こういうタイトルだけど、訳書というわけではない。賛否両論あるとされる“プロ倫”を、複数のウェーバー研究者が初心者向けに解説しながら内容を伝えるポジションの本。 (でも、門外漢が古典読むならいきなり原典読むよりも、専門家の書いた解説書から外堀埋めていったほうがいいよね……) 当時のウェーバーを取り囲む社会情勢やウェーバー本人の問題意識の解説から入って、そこから各概念の解説が行われていくのでとても読みやすかった。 要求される予備知識も、高校で習う歴史くらいで足りるような気がする……。2018/05/20

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