内容説明
アメリカでは、製造物責任について、日本人が想像できないほどの厳しさを求められる。PL訴訟など生じないよう対策をたてることが最重要ではあるが、万が一に備えるためにアメリカのPL訴訟がいかに行われているかを知っておくことも、重要なことである。本書はアメリカにおける民事訴訟の流れにそって、PL訴訟がどのように行われるかをプラクティスに解説している。
目次
第1部 製造物責任論(製造物責任の意義;製造物責任の法的構成;欠陥;損害とは;因果関係;被告側の抗弁;制限法;責任期間法)
第2部 製造物責任訴訟(訴えの提起の準備;裁判所の選択;適用すべき法律;プリーディング段階;ティスカバリィ段階;コンファレンス;事実審理省略判決とトライアルを避けるための他の手段;トライアル段階;陪審と裁判官;複雑訴訟形態;判決;既判力)