出版社内容情報
宮本 常一[ミヤモト ツネイチ]
著・文・その他
目次
ふるさとの島、周防大島
父祖三代の歴史
父祖の教うるところ
父の死
母の記
我が半生の記録
私の郵便局時代
師範学校時代
自伝抄
私の民俗学
生活と文化と民俗学
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
きいち
14
宮本29歳、これから妻になるアサ子夫人に自分の半生を示した原稿。父の死の際の日記。家の先祖の系図。渋沢敬三との出会いから戦後の再出発時代の回顧…。宮本がかなり率直に自らのことを語った文章たち。特に、外に向けたものではない文章は、冗長だったりしてふだんの「サービス精神」を発揮していない素のままなのだが、それが、隙間のピースを埋めていくようで楽しい。◇高校の通信教育、友の薦めによるプロレタリア文学、国学、アナキスト思想まで左右幅の広い読書量など、その時点その時点での最大限の学びの姿。その貪欲さが何より眩しい。2013/10/30
R
0
『民俗学の道』や『民俗学の旅』からこぼれ落ちたものをひろおう2009/11/05