出版社内容情報
本年生誕百年になるハンナ・アレントの思想理論がいかに形成されたのか、また現代にどのような意味を持つのかを詳細に考察する。
内容説明
常に政治理念との格闘の中で形成されたハンナ・アレントの政治思想の根幹とは何か。彼女の伝記的事実と思想とのつながりを照射し、政治理論形成の過程を詳細に追う。
目次
第1章 政治と人間についての考察
第2章 政治思想の形成過程
第3章 国民国家と人権についての省察
第4章 哲学と政治理論の間
第5章 ハインリヒ・ブリュヒャーとの思想的関係
第6章 共和主義的伝統の再生
第7章 人間的な政治の概念
第8章 市民活動の政治理論
著者等紹介
寺島俊穂[テラジマトシオ]
1950年東京都生まれ。1973年慶應義塾大学法学部政治学科卒業。1978年慶應義塾大学大学院法学研究科博士課程修了。関西大学法学部教授。専門、西欧政治思想史、政治哲学(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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