出版社内容情報
【内容】
これからの介護財政を考える――
介護の社会化はどの国においても新しい現象であり、それに対する支援は、現代社会が到達した重要なセーフティーネットであり、多くの先進諸国がさまざまな工夫をしてきた。その1つ、日本の介護の市場化は、サービスの供給体制を公共の直接給付とは全く異なるレベルでつくりあげてきたが、どのように活用するかという課題は、まだ試行段階である。
本書は、こうした日本の介護保険が作り出しつつある新しい政策次元を、国際的な背景から位置づけながら、これからの人類社会にどのような役割を果たすのかを考える。介護の仕事に従事している専門職員や介護が必要になって認定を受けている人にも役立つ1冊。
【目次】
はしがき
1 高齢化する先進国と介護の社会化への対応
2 長期介護財政の国際比較
3 医療の民間方式とコミュニティ介護ステム
4 イギリスにおける公的介護制度の成立
5 公的介護制度成立後のコミュニティケア
6 イギリスの介護改革と地方財政
7 ブレア政権下での家族介護人の評価と改革
8 コミュニティケア計画と複雑系理論
9 ドイツの介護保険の成立と仕組み
10 ドイツ公的介護保険の運営と課題
11 日本の介護保険の役割と今後の展望
あとがき
参考文献/索引
内容説明
介護の社会化はどの国においても新しい現象であり、それに対する支援は、現代社会が到達した重要なセーフティーネットであり、多くの先進諸国がさまざまな工夫をしてきた。その1つ、日本の介護の市場化は、サービスの供給体制を公共の直接給付とは全く異なるレベルでつくりあげてきたが、どのように活用するかという課題は、まだ試行段階である。本書は、こうした日本の介護保険が作り出しつつある新しい政策次元を、国際的な背景から位置づけながら、これからどのような役割を果たすのかを考える。介護の仕事に従事している専門職員や介護が必要になって認定を受けている人にも役立つ1冊。
目次
第1章 高齢化する先進国と介護の社会化への対応
第2章 長期介護財政の国際比較
第3章 医療の民間方式とコミュニティ介護システム
第4章 イギリスにおける公的介護制度の成立
第5章 公的介護制度成立後のコミュニティケア
第6章 イギリスの介護改革と地方財政
第7章 ブレア政権下での家族介護人の評価と改革
第8章 コミュニティケア計画と複雑系理論
第9章 ドイツの介護保険の成立と仕組み
第10章 ドイツ公的介護保険の運営と課題
第11章 日本の介護保険の役割と今後の展望
著者等紹介
舟場正富[フナバマサトミ]
1938年生まれ。流通科学大学商学部教授
斎藤香里[サイトウカオリ]
1969年生まれ。東洋大学現代社会総合研究所院生研究員。(東京家政学院大学人文学部人間福祉学科「社会福祉行財政論」特別授業講師)
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。