出版社内容情報
【内容】
近代の初期にヨーロッパが世界へ進出してゆくとき、キリスト教はどのように国民を勇気づけていたのだろうか。また、大航海が征服と植民地支配へ発展してゆくとき、どのような思想とディスクール(書き方や論じ方)により宗教的正当化をおこなったのだろうか。本書はこれらの観点から史料を分析したのち、同じ聖俗合体の制度と思想が20世紀にいたるまで権力をふるいつづけた様子をも描いている。さらに、前述の実態にたいする不十分な理解は、日本の史実の解釈にも影響をおよぼしている。そこで、最終章では、日本のキリスト教の弾圧と鎖国をめぐるディスクールが観念的にゆがめられている点を批判し、論証した。
【目次】
はじめに
凡 例
序 章 どんな史料をどのように分析しているか
第一章 航海と探検において
第二章 征服戦争において
第三章 植民地支配において
第四章 後の近代史において
第五章 日本のキリスト教弾圧と鎖国をめぐって
おわりに
参考文献一覧表
内容説明
宗教的メカニズムを分析。征服の進展が、どのようなディスクールによって宗教的に正当化されたかを描く。植民地支配と宗教とのかかわり。
目次
序章 どんな史料をどのように分析しているか
第1章 航海と探検において
第2章 征服戦争において
第3章 植民地支配において
第4章 後の近代史において
第5章 日本のキリスト教弾圧と鎖国をめぐって
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