出版社内容情報
【内容】
欧米の第一線の研究者たちが総力を結集し，ヴェーバーの幅広い交友関係を手掛かりに，世紀の転換期の思想・学問・政治の諸潮流の中に彼を的確に位置づけ，その実像を明らかにした最高水準の研究成果である。
【目次】
第１章 序論
１ ヴェーバーと世紀の転換期の社会科学
第２章 人間の科学
－マックス・ヴェーバーとドイツ歴史学派経済学
第３章 グスタフ・シュモラーとマックス・ヴェーバー
第４章 社会政策学会におけるヴェーバー兄弟
第５章 ゾンバルトとヴェーバーにおける人格的葛藤とイデオロギー選択
第６章 ふたつの社会経済学
－シュンペーターとヴェーバー
第７章 ローベルト・ミヘルスとマックス・ヴェーバー
－心情倫理的ファンダメンタリズムと責任倫理的プラグマティズム
第８章 モスカ、パレート、ヴェーバー
－歴史的比較
第９章 ジョルジュ・ソレルとヴェーバー
第10章 ヴェーバーとデュルケム
－一致と相違
２ ヴェーバーの周辺の神学者と歴史学者
第11章 マックス・ヴェーバーと福音社会会議
第12章 専門家どうしの友情
－「マックス・ヴェーバーとエルンスト・トレルチ」に関する覚書
第13章 マックス・ヴェーバーとエードゥアルト・マイアー
第14章 ランプレヒトとヴェーバー
－方法論争における歴史社会学の発展の限界
第15章 オットー・ヒンツェとマックス・ヴェーバー
－比較の試み
３ ヴェーバーと政治
第16章 フリードリッヒ・ナウマンとマックス・ヴェーバー
－共通の政治的立場
第17章 マックス・ヴェーバーのアナーキスムとアナーキストに対する関係
－エルンスト・トラーの場合
第18章 マックス・ヴェーバーとアントニオ・グラムシ
４ ヴェーバーとその時代の哲学的思考
第19章 近代の多義性
－ゲオルク・ジンメルとマックス・ヴェーバー－
第20章 マックス・ヴェーバーと西南ドイツ学派
－歴史的個体の概念とその発生
第21章 ヴェーバーとフロイト
－職業と自己認識
第22章 生活形式としての情熱
－オットー・グロースをめぐるサークルとマックス・ヴェーバーにおける性愛と道徳
第23章 ヴェーバー＝クライスにおけるエルンスト・ブロッホとゲオルク・ルカーチ
－比較の試み
第24章 カール・ヤスパース
－ヴェーバーをみつめる思考
５ ヴェーバーと現代の社会科学
第25章 マックス・ヴェーバーと一九二〇年以降の世界
第26章 マックス・ヴェーバーと現代の社会科学
内容説明
Ｍ．ヴェーバー国際シンポジウム（ロンドン）の記録―本書は、欧米の第一線の研究者たちが総力を結集し、ヴェーバーの幅広い交友関係を手掛かりに、世紀の転換期の思想・学問・政治の諸潮流の中に彼を的確に位置づけ、その実像を明らかにした最高水準の研究成果である。
目次
１ ヴェーバーと世紀の転換期の社会科学
２ ヴェーバーの周辺の神学者と歴史学者
３ ヴェーバーと政治
４ ヴェーバーとその時代の哲学的思考
５ ヴェーバーと現代の社会科学
