出版社内容情報
【内容】
市民社会で権力の一端を担う公職者を決定する方法の一つである近代選挙制度の歴史と基本原理を考察し，世界各国における各種選挙の党派別比較分析を行う中から，現代における政党政治の本質と役割を明らかにする。
【目次】
序章 選挙研究の基礎前提
第一部 選挙制度の原理と展開
第一章 選挙と議会制の発展
一 選挙の古典的展開
二 近代議会制の展開
第二章 近代選挙と選挙権
一 近代選挙の基本原理
二 選挙権とその要件
三 被選挙資格とその要件
第三章 代表制とその種類
一 選挙の単位と選挙区制
二 多数代表制
三 少数代表制
四 比例代表制
第四章 選挙過程とその規制
一 選挙手続
二 選挙運動
第二部 現代選挙と政党制
――世界各国における各種選挙の分析――
第五章 国会選挙の分析
一 選挙分析の基本的枠組
二 独裁的構造――一党制
三 一極的構造――一党優越制
四 二極的構造――二党優越制
五 多極的構造――多党分立制
第六章 大統領選挙の分析
一 選挙分析の基礎前提
二 アメリカの大統領選挙
三 直接選挙の諸類型
四 関節選挙の諸類型
第七章 国際選挙の分析
一 国際連合における選挙
二 欧州会議の直接選挙
第八章 地方選挙の分析
一 地方制度と選挙
二 世界各国の地方選挙
三 わが国の地方選挙
終章 現代選挙の特徴と課題
――結語に代えて――
主要参考文献
