父が子に語る世界歴史〈4〉激動の十九世紀 (新版)

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  • サイズ B6判/ページ数 225p/高さ 20cm
  • 商品コード 9784622080145
  • NDC分類 209
  • Cコード C0320

出版社内容情報

18世紀の“三つの革命”の3番目、フランス革命が、本書のハイライトのひとつだ。ナポレオンの登場と退場をふくめて、このできごとは、世界史の特筆すべきエポックとなり、はじめて“民衆”を登場させた。

さらに著者は、イギリスの存在がインドにとってなにを意味したか、ページを割いて具体的に語り、資本主義が帝国主義化していくメカニズムを説明する。しかも、資本主義は都市を発展させるのがふつうだが、インドは貧しくなるばかりで、なぜか“農村化”していった。

目次抄
バスチーユ占領/革命と反革命/政治の諸相、秩序と進歩/ナポレオン/世界大戦前の一世紀/インド手工業の破滅/インドの村落、農民、地主/イギリスのインド統治/インドのめざめ/アヘンの押売り/苦悩する中国/日本のばく進/東南アジア/三年目の元日/フィリピンとアメリカ/三つの大陸の交差点


全8巻

Jawaharlal Nehru(ジャワーハルラール・ネルー)
1889年生まれ。インドの政治家、民族独立運動の指導者。英国の支配に抵抗、1945年までに下獄9回、人生の最盛期を獄中に過ごした。この間、ガンディの不服従非暴力運動にも協力した。1947年の独立とともに、首相、外相および連邦関係相を兼ねた。49年連邦首相会議、55年バンドンのアジア・アフリカ会議と内政に外交に多面的な活躍をした。その反帝国主義、反植民地主義、反人種差別主義には戦後世界をリードしていく歴史感覚と民衆への愛情があった。1964年歿。おもな著書『自叙伝』(「世界の名著」63、中央公論社、1967)、『インドの発見』(全2巻、岩波書店、1953-56)ほか。

大山聰(おおやま・さとし)訳
1915年東京に生まれる。1938年東京大学文学部卒業。早稲田大学、東京都立大学教授、成城大学文学部教授、および東京芸術大学、早稲田大学講師を歴任。訳書 ティボール・メンデ『ネールは主張する』ほか。2002年没。

内容説明

「権力からギロチンまでの道は直通で、途中で一休みする場所もない」。19世紀の導入部、フランス革命とは?インドはなぜ英国に搾取され続けたか。

目次

バスチーユ占領
フランス革命
革命と反革命
政治の諸相、秩序と進歩
ナポレオン
その後のナポレオン
世界の概観
世界大戦前の一世紀
十九世紀の社会問題
インドにおける戦争と内乱〔ほか〕

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

(ま)

0
第3巻から5年・・・漸く折り返し 2011年に買った旧版:税抜¥2,200- 最近出た新版:税抜¥2,700-2016/08/06

白義

0
いよいよ折り返し地点。フランス革命にナポレオン、激しくなる帝国主義とかなり時代のペースが早くなってきたようだ。帝国主義について娘に語るネルーの胸中はどんなものだっただろう。もちろん中国の苦難とインドの戦いにかなり筆がさかれていることから容易に見当はつくだろうが、主義主張を超えた歴史への想いがこのシリーズにはある2011/03/30

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