現代社会の倫理を考える〈8〉経済の倫理学

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  • サイズ B6判/ページ数 180p/高さ 19cm
  • 商品コード 9784621070949
  • NDC分類 150.8
  • Cコード C1312

内容説明

現代では、経済学の支配的なパラダイムに象徴されるように、経済を倫理学的に捉えるという観点が消えうせ、倫理なき経済の論理が一人歩きしている…。それに対し、「社会的存在としての人間の間での共存の規範・原理を考究する学問」(広辞苑)という意味での倫理学が経済の考察にも導入されなければならない。しかしまた、今日の経済危機の中で「経済の倫理学」を構想するためには、政策論や公共哲学とも密接に関連しなければ無力である。本書は、まさにこのような関心から出発しつつ、経済の倫理学を展開する試みである。

目次

第1部 戦後日本経済の反省
第2部 「経済の倫理的考察」の歴史
第3部 「経済の倫理学」のニュー・パラダイム
第4部 経済倫理学の学問的役割―経済学、政治哲学・社会哲学、社会福祉・社会政策論などの架橋
第5部 経済倫理学の社会的役割

著者等紹介

山脇直司[ヤマワキナオシ]
東京大学大学院総合文化研究科国際社会科学専攻教授。公共哲学、相関社会科学基礎論、社会思想史担当。1949年生まれ。一橋大学経済学部卒業、上智大学大学院哲学研究科修士課程を経て、1982年ミュンヘン大学哲学博士(Dr.phil.)
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