内容説明
自らの言葉で記録を残すことをしなかったケルト族。アイルランドならびにウェールズの後代の地元言語による記録や、考古学上の資料などから、その謎に満ちた民族の姿にせまる。
目次
1 ケルト神話とは
2 アイルランドの神々
3 アルスター群の神話
4 初期のウェールズ神話
5 聖なる恋人たち
6 空と太陽の神話
7 豊穣、国土、水
8 信仰と神話のなかの動物たち
9 ドルイド神官、生贄、儀式
10 死、再生、「異界」
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
トイ
2
ケルト神話の背景を知るのにはいいかもしれないけど、神話を純粋に見たいって人には向かないかも。ヌアダの手を治す逸話とか、ルーの逸話とか基礎の基礎も省かれているのでかなり不親切。さらに、訳が酷い。推敲したのか怪しいレベルの文章もいくつかみられる。2013/06/11
ポルポ・ウィズ・バナナ
2
ケルトにも浦島太郎と同様のお話があり。「異界から帰ってくると途端に300歳年をとってしまう」2010/08/07
カラス
1
ケルト神話の物語だけではなく、その背景も描いた本。ある程度知識がなければわかりにくく、初学者向けとはいいがたい。あと、翻訳がいまいちで読みにくい。2017/07/26
すんだ
1
とてもわかりやすかった。2013/10/26