出版社内容情報
墓廟に配された四体の女性像と,愛妾.母親.娘.妹をめぐる謎の二重螺旋構造に挑み,『パルムの僧院』の主人公デル・ドンゴのモデルともなった教皇の生涯に迫る。
内容説明
墓廟に配された四体の女性像と生身の四人の女たちをめぐる謎の二重螺旋構造を解明しパウルス三世の破天荒な生涯とその相貌に迫る。
目次
裸体像を撤去すべし
愛妾の巻
母親の巻
娘の巻
妹の巻
放埒な想像
「宗教」
新古典主義的な貝殻追放
伝説の死
芸術への回帰
著者等紹介
ザッペリ,ロベルト[ザッペリ,ロベルト][Zapperi,Roberto]
1932年生まれのイタリアの歴史家。ローマ大学で哲学と歴史を学んだ後、美術史・政治史など幅広い分野で活動し、1998‐99年にはベルリン科学コレークの特別研究員となった。現在は、在野の研究者としてローマに在住し、数多くの歴史書を執筆している
藤代幸一[フジシロコウイチ]
1932年に生まれる。東京都立大学大学院修士課程(独文学専攻)修了。現在、同大学名誉教授
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