出版社内容情報
外国人をめぐる古来の差別と排斥,受容と同化の歴史を辿りつつ秩序の越境者としての外人=異人の位相を浮彫にし,外国人問題を内なる〈他者〉の問題として捉える。
内容説明
神話の時代から今日まで、外国人をめぐる差別と排斥、受容と同化の歴史をたどりつつ、秩序の越境者であると同時に内なる者を映す鏡でもあった外人=異人の相貌を浮彫りにし、現代世界を深層から揺るがす〈外国人問題〉を我々の内なる〈他者〉の問題として問いなおす。
目次
外国人のためのトッカータとフーガ
古代ギリシア人と異国人、哀願者、居留外人
神の選民、外なるものが選ばれて
聖パウロと聖アウグスティヌス―追放療法と巡礼
どんな資格で外人に?
ルネサンス、《雑然とまとまりなき》
啓蒙主義と外人
普遍的なもの、それは…我々自身の異質性ではなかろうか?
さてどうするか
-
- 和書
- 開発援助の見方・考え方