人体解剖のルネサンス

人体解剖のルネサンス

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  • サイズ A5判/ページ数 226p/高さ 21X16cm
  • 商品コード 9784582474343
  • NDC分類 491.1
  • Cコード C0047

内容説明

ダ・ヴィンチが、ヴェロッキオが、ラファエロが…。絵画のリアリズム化は、人体解剖を復興・発展させた。人体解剖学の源流から現在までの歴史をたどり、医学を舞台にした〈人〉の営みを語る。

目次

プロローグ 人体解剖はいつ起こり、どう発展したか
1 解剖学の源流―ギリシア・ローマ・そしてアラブ
2 人体解剖の復興―モンディーノ・デ・ルッツィ
3 絵画のリアリズム化と解剖学の発展―レオナルド・ダ・ヴィンチ
4 近世解剖学の芽生え―アンドレアス・ヴェザリウス
5 その後の解剖学
参考文献

感想・レビュー

※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。

午後

1
アリストテレス、ガレノスから、イヴン・シーナ、モンディーノ、ダ・ヴィンチ、ヴェザリウスまで、解剖学の専門家がまとめた解剖学の歴史。美術にも造詣が深く、カタコンベの壁画から、ボドレイアン図書館の写本、ダ・ヴィンチのウィンザー手稿、『ファブリカ』の図版の素晴らしさ等にも多く触れられている。サレルノ医学校やボローニャ大学、パドヴァ大学など中世の大学のあり方にも触れられている。解剖学についての記述は面白く、この著者のこの記述はあっているがここは間違っているとか、この発見は先駆的だとか、詳細な註釈が付けられている。2022/03/05

Meroe

1
組織学の専門家による人体解剖の歴史(オリエント~ルネサンス)。ルネサンス期、ヴェサリウスに代表される解剖学の充実の基盤は、古代の医学の継承、医学教育における解剖講義の一般化、そしてルネサンスの画家たちによる直接の解剖と研究だった。教育的配慮に富みすぎて少し説教くさいが、時代を追ってわかりやすくまとまっている。図の変遷についてもそこそこ詳しい。2012/01/31

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