内容説明
本書は、著者の豊富な講義経験から、心理学を学ぶにあたって、学生が間違えやすいこと、学生にこうあってほしいと思ったことなどを、短いレッスンという形でポイントを押さえて解説するものである。心理学の知識の学習書というよりは、心理学関係学科の学生が、1年次から4年次までいつも身近において気楽に読める、心理学を学ぶにあたっての基本的態度の学習書である。学びのさまざまな段階で、それぞれ該当箇所を読んでいくと、より深い理解が得られるようになっている。
目次
1 入門編(心理学の概観;ものの世界と心の世界)
2 専門基礎編(1)実験実習編(誤差とコントロール;独立変数・従属変数;標本と母集団)
3 専門基礎編(2)レポート編(記述;説明;口頭発表)
4 専門編(科学の条件;統計的推理と測定;古典を訪ね原典を読む)
5 人生編(心理学とともに生きる)
著者等紹介
今田寛[イマダヒロシ]
Ph.D.、文学博士。1957年関西学院大学文学部心理学科卒業。1959年関西学院大学大学院文学研究科修士課程修了(心理学専攻)。1961‐63年米国アイオワ大学大学院に留学。1968‐69年英国ロンドン大学精神医学研究所に留学。1974年関西学院大学文学部教授。1997‐2002年関西学院大学学長。2003年関西学院大学名誉教授。2004年広島女学院大学学長、現在に至る
※書籍に掲載されている著者及び編者、訳者、監修者、イラストレーターなどの紹介情報です。