内容説明
本書は、集合と論理の基礎を、多くの具体例をあげながら、一から懇切丁寧に解説した初学者向けの入門書である。たとえ話の類と専門的な解説をバランスよく配し、一つの話題に対してさまざまな切り口を提供することで、読者が楽しみながら、言葉としての論理と集合を身につけ、さらには数理論理学や現代集合論の入り口へ無理なくたどり着けるよう配慮されている。初めて集合と論理について学ぼうとする学生・社会人にとって絶好の解説書である。
目次
0 論理と集合の記号
1 関係、関数、濃度
2 自然数、実数、連続関数
3 順序数と基数
4 公理的集合論
5 ゲーデルとコーエン
A 付録
著者等紹介
田中一之[タナカカズユキ]
1978年東京工業大学理学部情報科学科卒業。1980年東京工業大学大学院理工学研究科修士課程修了。1986年カリフォルニア大学バークレイ校大学院博士課程修了。現在、東北大学大学院理学研究科教授Ph.D.
鈴木登志雄[スズキトシオ]
1989年京都大学理学部卒業(数学専攻)。1991年筑波大学大学院数学研究科博士前期課程修了。現在、大阪府立大学総合科学部講師博士(理学)
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