コルナイ・ヤーノシュ自伝―思索する力を得て

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  • サイズ A5判/ページ数 417,/高さ 22cm
  • 商品コード 9784535554733
  • NDC分類 289.3
  • Cコード C3033

内容説明

ハンガリーの経済学者コルナイが綴る20世紀中欧の証言。歴史と理論創造の営みを語る。

目次

家族、青年時代(一九二八年‐一九四四年)
共産主義者になる(一九四五年‐一九四七年)
「自由な人民」編集局時代(一九四七年‐一九五五年)
覚醒の始まり(一九五三年‐一九五五年)
研究生活の始まり(一九五五年‐一九五六年一〇月二三日)―『経済管理の過度集権化』をめぐって
革命とその帰結(一九五六年一〇月二三日‐一九五九年)
私の大学(一九五七年‐一九五九年)
経済学への数学的手法の適用(一九五七年‐一九六八年)―「二水準計画化」をめぐって
西側への旅行(一九六三年‐)
価格に挑む(一九六七年‐一九七〇年)―『反均衡』をめぐって〔ほか〕

著者等紹介

ヤーノシュ,コルナイ[ヤーノシュ,コルナイ][J´anos,Kornai]
1928年ブダペスト生まれ。1948年より1954年まで共産党機関紙記者。以後、科学アカデミー経済研究所研究員。1984年よりハーヴァード大学教授。現在、ハンガリー科学アカデミー会員、ハーヴァード大学名誉教授、ブダペスト高等研究所名誉研究員

盛田常夫[モリタツネオ]
1947年富山県生まれ。国際基督教大学教養学部卒業、一橋大学大学院経済学研究科博士課程修了。法政大学教授、野村総合研究所顧問などを経て、現在、ハンガリー立山研究所社長(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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感想・レビュー

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朝ですよね

1
"マルクスは論理的分析を感情に従属させることはしなかった。資本家の悪意に帰するという手法をとっていない。システムに内在していると分析している"(p32)。マルクスの熱心な研究者であり強い確信をもつ共産主義者であったコルナイは、後に共産主義と決別。恐怖政治、ソ連のブダペスト制圧、豊かな西側での生活などからインスピレーションを得て、社会主義はシステム内に不足が生じる要因があると示した。"古典的な社会主義体制の特質は、私的所有と市場を敵視する共産党の権力独占、公的所有、完了的調整の支配的役割である(p391)"2021/12/18

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