出版社内容情報
今や財務戦略の巧拙は、企業間競争を左右する重要なテーマとなっている。複雑・多様化した資金調達手段の仕組みから運用・投資の考え方、リスク管理の手法まで、これからの企業財務の目標とポイントをやさしく解説。
内容説明
本書は、企業ファイナンスの現状と今後の動向を、具体的な財務業務を中心に解説し、基礎的な用語の説明から、かなり高度な実務に至るまで初心者にもわかりやすいように解説したものです。
目次
第１章 資金の管理（企業活動と資金；企業内における資金管理）
第２章 資金の調達（金融市場からの調達；資本市場からの調達）
第３章 資金の運用（短期資金の運用；債券流通市場での運用）
第４章 リスクの管理（為替リスクの回避；金利リスクの回避）
第５章 財テク
第６章 企業経営と財務戦略（連結時代とグループ財務；金融子会社の設立とＭ＆Ａの活用）
感想・レビュー
※以下の感想・レビューは、株式会社ブックウォーカーの提供する「読書メーター」によるものです。
のりひろ
1
「2000年6月2日 ２版４刷」をもっていたので、いかんせん組織・省庁の名称が古い。それだけ、この１０年で色々な変化があったことを実感した。この書籍で役に立ったのは、制度金融についての著述。世界の制度金融機関について少しだけ紹介がなされているので、この箇所は興味深かった。企業の財務担当の視点で記されていることも勉強になったポイント。ただ、さすがに古びているので、１０年ほど手元にあったが、ここでお別れか。2012/06/08
