内容説明
特許など知的財産の権利行使によって戦果を収めた企業が、必ずしもイノベーション(革新)による持続的な競争優位を構築しているとは限らない。知的財産マネジメントをイノベーションプロセスの一環として有機的に統合させる戦略および組織構造のあり方とは。
目次
第1章 プロパテントの時代における経営資源
第2章 知的財産マネジメントとイノベーション
第3章 特許戦略―技術の成熟度と特許戦略パターン
第4章 知的財産マネジメント組織の進化
第5章 知的財産部門の機能と人材―特許技術者の役割を中心として
第6章 組織間における知的財産マネジメント
第7章 日米企業の比較
付録 「知的財産マネジメントの日米比較に関する調査」調査票
著者等紹介
永田晃也[ナガタアキヤ]
1959年生まれ。1986年早稲田大学大学院経済学研究科修士課程修了。財団法人未来工学研究所研究員、科学技術庁科学技術政策研究所主任研究官、北陸先端科学技術大学院大学知識科学研究科助教授を経て、2004年より九州大学大学院経済学研究院助教授。この間、研究・技術計画学会編集理事(1996‐1998年)、組織学会理事(1999‐2002年)、内閣府原子力安全委員会技術的能力検討分科会委員(2001‐2003年)、経済産業省産業構造審議会知的財産政策部会委員(2002‐2003年)などを歴任
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