内容説明
“構造調整”と“貧困”をキーワードにして、低所得国の開発問題と日本の援助政策を考える。
目次
序章 構造調整と貧困の政治経済学―開発・援助思想の過去と現在
第1部 南アジア低所得国の開発戦略と構造調整(スリランカの開発戦略と構造調整;インドの開発戦略と構造調整)
第2部 貧困と援助(飢餓の政治経済学―アマルティア・センのアプローチ;発展途上国の貧困問題と援助―わが国のODAをめぐる一論点)
補章 インド・スラム・近代的開発―書評から(新古典派開発理論とインド―V・N・バラスブラマニヤム『インド経済概論』;東南アジアとインド―末広昭「東南アジア経済論」;スラムと慣習経済―中西徹『スラムの経済学』;近代的開発のゆくえ―松井透『世界市場の形成』)