出版社内容情報
大量失業など国内に深刻な構造問題を抱えながらヨーロッパを統合に向けて牽引するドイツ経済の姿を、EUとくに通貨統合と関連つけて包括的に論じた労作。
内容説明
「マルク」が「ユーロ」にかわる時。大量失業・競争力低下という構造問題を国内に抱えながら、なぜドイツは「強いマルク」より単一通貨「ユーロ」への道を選ぶのか。EUを牽引する苦悩の大国ドイツの現在を生々しく描く。
目次
序章 ドイツ経済の課題と10の特徴
第1章 700万もの職場が足りない
第2章 転換迫られる産業構造
第3章 統一後の長い過渡期
第4章 新保守主義の光と影
第5章 ドイツ的な経済体質と弱点
第6章 冷戦終結とドイツ統一
第7章 ヨーロッパ統合とドイツ
第8章 マーストリヒトの虚実と「マルク廃貨」の衝撃
第9章 ドイツの役割と選択
感想・レビュー
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