内容説明
人類にとって宗教とは何か。旧石器時代から現代まで、抑圧された〈ケガレ〉が輝くとき、宗教に何が起ったのか。―独自の記号学的見地から考察する渾身の書下ろし700枚。
目次
第1部 宗教表象の構造転換(原始宗教;国家宗教;萌芽する普遍宗教;ゾロアスター教;仏教;儒教;道家思想・道教;キリスト教;イスラーム教)
第2部 付論(日本における宗教表象の特質;現代の新・新宗教;天皇制的心性=〈天皇教〉;仏教伝来の基本パターン;鎌倉仏教の革命性とその限界;宗教とマルクス主義―「解放の神学」を中心に)