内容説明
全10巻完結!はじめてヨーロッパ史の岩盤を掘りあてた研究と評された出色の歴史書『ハーメルンの笛吹き男』をはじめ、以後の著作すべての源に位置する『ドイツ中世後期の世界』と、初期論考を収録。書き下ろし論考「西欧中世における死生観と宇宙観の交錯」を連載。
目次
1 ドイツ中世後期の世界―ドイツ騎士修道会史の研究(ドイツ中世後期の世界;ドイツ騎士修道会の成立;教皇権と皇帝権の間に立つドイツ騎士修道会;ドイツ騎士修道会「国家」プロイセンの形成;ドイツ社会の変貌とドイツ騎士修道会の衰退;中世後期ヨーロッパ世界におけるドイツ騎士修道会;ドイツ騎士修道会「国家」のルター派への移行(宗教改革))
Taberna et Forumについて―Lischkeとは何か
連載10 西欧中世における死生観と宇宙観の交錯―プラトンからクサーヌスまで(クサーヌスとヒルデガルトにおける宇宙と死)