ちくま学芸文庫
マッハ力学史〈上〉―古典力学の発展と批判

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  • サイズ 文庫判/ページ数 426p/高さ 15cm
  • 商品コード 9784480090232
  • NDC分類 423.02
  • Cコード C0140

内容説明

古典力学はどこまで科学的か?ニュートン力学における絶対時間・絶対空間は認められるものか?マッハの根源的検証は、疑いようもないと見なされていたニュートン力学の批判であると同時に、感覚の分析を通して考察された反形而上学的認識論でもあった。物理学と心理・生理学を往き来しながら、マッハの思想は大きなうねりとなり、アインシュタインの相対論に道を拓き、ヴィトゲンシュタイン、ゲーデルなど後世の哲学者に影響を及ぼした。そのマッハ畢生の大著を哲学的記述に忠実に翻訳。上巻は「静力学の原理の発展」「動力学の原理の発展」までを収録。

目次

第1章 静力学の原理の発展(梃子の原理;斜面の原理;力の合成の原理;仮想変位の原理 ほか)
第2章 動力学の原理の発展(ガリレイの業績;ホイヘンスの業績;ニュートンの業績;反作用原理の詳論と直観化 ほか)

著者等紹介

岩野秀明[イワノヒデアキ]
1940年生まれ。東京大学文学部でギリシア哲学・認識論を学び研究し、卒業後哲学・論理学等を講義。専攻、哲学。東京情報大学名誉教授(本データはこの書籍が刊行された当時に掲載されていたものです)
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